Reference #
以下では、toml11が公開するクラスと関数の効果を説明します。
ディレクトリ構造 #
toml.hpp
と toml_fwd.hpp
は ${TOML11_INCLUDE_DIR}
にあります。
他のファイルは、${TOML11_INCLUDE_DIR}/toml11
にあります。
もし各機能のファイルを個別に #include
したい場合は、 #include <toml11/color.hpp>
としてください。
全てを一度に #include
する場合は、 #include <toml.hpp>
としてください。
color.hpp #
エラーメッセージの色付けに関する関数を定義します。
comments.hpp #
コメントを持つpreserve_comment
型とdiscard_comment
型を定義します。
conversion.hpp #
toml::value
とユーザー定義クラスを自動的に変換するマクロを定義します。
datetime.hpp #
日時情報を持つクラスを定義します。
error_info.hpp #
エラー情報を持つクラスを定義します。
exception.hpp #
toml11で使用される例外の基底クラス、toml::exception
を定義します。
find.hpp #
値を探し変換するtoml::find
関数を定義します。
format.hpp #
値のフォーマット情報を持つクラスを定義します。
from.hpp #
ユーザー定義型を変換するためのfrom<T>
型の前方宣言です。
get.hpp #
toml::value
の値を取り出し変換するtoml::get<T>
関数を定義します。
into.hpp #
ユーザー定義型を変換するためのinto<T>
型の前方宣言です。
literal.hpp #
operator"" _toml
リテラルを定義します。
ordered_map.hpp #
toml::ordered_map
を定義します。
parser.hpp #
ファイルまたは文字列をパースする関数を定義します。
result.hpp #
他の関数の返り値として使われる、成功値または失敗値を持つresult<T, E>
型を定義します。
serializer.hpp #
シリアライズに用いるtoml::format
関数とtoml::serializer
を定義します。
source_location.hpp #
エラー情報に用いられる、ファイル内のある領域を指すsource_location
型を定義します。
spec.hpp #
TOML言語のバージョン情報と機能フラグを制御する、toml::semantic_version
型とtoml::spec
型を定義します。
toml.hpp #
toml.hpp
は、他の全てのヘッダを include
します。
toml11の全機能が使用可能になります。
toml_fwd.hpp #
toml_fwd.hpp
は、toml11で定義される構造体の前方宣言と、マクロ定義を持ちます。
types.hpp #
toml::value
の持つ型を制御するためのtoml::type_config
型を定義します。
value.hpp #
toml::value
型を定義します。
value_t.hpp #
列挙型toml::value_t
を定義します。
version.hpp #
toml11のバージョン情報を定義します。
visit.hpp #
toml::value
の持つ値に関数を適用するtoml::visit
関数を定義します。
備考 #
ここで明記されない関数(主にnamespace toml::detail
やnamespace toml::cxx
以下に定義されるもの)は、
ソースコードを見ることで利用可能ではあるものの、そのインターフェースは今後のいかなるバージョンアップでも(パッチバージョンアップを含む)維持される保証はありません。